統計学の講義資料(2022年度)

帝京大学経済学部で用いた講義資料です。
2022年度の統計学I及び統計学IIの講義スライドを編集したうえでUPしています。

目次

  1. 本資料について
  2. 統計学の講義資料

 

1.本資料について

帝京大学経済学部で用いた講義資料です。
2022年度の統計学I及び統計学IIの講義スライドを編集したうえでUPしています。
もとの講義資料とは異なる点もあるのでご注意ください。
万が一何か問題があれば、当ブログにコメントをいただけますと幸いです。

スライドにも記載の通り、以下の利用を想定しています。
想定①:講義の受講者が復習に利用する
想定②:未受講者が統計学入門資料として利用する

基本的には想定①ですが、文系の学生をメインターゲットとした統計学の本格的入門資料は少ない印象です。
未受講者の方にも役に立つかもしれないと思いWeb上で公開することにしました。
本資料は1年間にわたる講義資料となっています。数回のセミナー資料などと比べるとボリュームが多く、読みごたえがあると思います。

講義資料作成の際には、以下の点を重視しました。

  • 奇をてらわず、オーソドックスな(頻度主義の)統計学について解説すること
  • 文系の受講者でも理解できるよう、数理的な詳細はある程度省くこと
  • ただし、統計学の理解に必要な計算については飛ばさず、時間をかけて解説すること
  • 指標や分析手法が「なぜ必要とされるのか」という理由を、可能な限り具体例を用いて述べること
  • 推測統計の理論において、モデルを用いた一貫した説明を行うこと
  • 推測統計の理論において、シミュレーションを用いた直観的な説明を多用すること

本資料はあくまでも講義資料です。本来は口頭での説明や配布プリントを用いた解説、テストやクイズなどでの理解度チェックとそのフィードバックなどが必要です。講義資料はあくまで講義の一部にすぎません。
未受講者の方は、以下の教科書も併せて読むようにしてください。
1冊目は当ブログの管理人である馬場の著作です。2,3冊目は執筆の際及び講義資料作成の際に参考にした書籍です。

  • 馬場真哉,2022,翔泳社『Pythonで学ぶあたらしい統計学の教科書 第2版』
  • 倉田博史・星野崇宏,2009,新世社『入門統計解析』
  • 鈴木武・山田作太郎,1996,内田老鶴圃『数理統計学』

証明については適宜こちらのページを参照しています。
統計学 計算ノート

 

2.統計学の講義資料

前期の統計学I、後期の統計学IIは各々15講義で構成されています。
中間テストと期末テストなど、一部の講義資料を除いたうえでスライドを公開しています。
スライド枚数が1000枚を超えるため、いくつかに分割しています。

 

統計学I:記述統計から確率論まで

記述統計:1~6回

 

確率論:8~14回

 

統計学II:推測統計

 

標本抽出・点推定:1~4回

 

標本分布・区間推定:5~8回

 

仮説検定:10~15回

 

正誤表

統計学I-2

(2023年02月19日追加)p125:ベイズの定理の導出
確率の乗法定理
誤:\( P(A \cup B) = P(A \mid B) \cdot P(B) \)
正:\( P(A \cap B) = P(A \mid B) \cdot P(B) \)

 

関連する記事

 
更新履歴
2023年02月18日:新規作成
2023年02月19日:正誤表追加

統計学の講義資料(2022年度)” に対して2件のコメントがあります。

  1. 中村 より:

    公開ありがとうございます。
    統計の初心者で興味があり、
    読ませていただいています。

    確率論:8~14回の125Pですが、
    確率の乗法定理の左辺が誤っていないでしょうか。

    情報提供のみさせていただきます。
    お忙しいと思うので、ご返信は結構です。

    1. 馬場真哉 より:

      中村様

      ご指摘ありがとうございます。
      正誤表に追加いたしました。

      ご指摘いただいたこと、感謝します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください