第1部 統計学の基礎と検定の考え方
データ解析とはデータの比較を行うことです。
比較がなぜ重要か、ということを理解したければ、比較を行わないデータ解析をイメージされるとよいでしょう。
想像してみてください。例えば「26」という数値(データ)を一つだけ与えられたとして、あなたはここからどのようなことがわかりますか? 26という数字を穴が開くほど眺めていても、そこから得られる知見などありません。
地球温暖化の影響を調べたければ、過去の気温と現在の気温を比較する必要があります。売り上げ向上をもたらす原因を調べたいならば、売り上げが低い時と高い時とでデータを比較することでしょう。
比較という作業の存在しないデータ解析などあり得ません。
データ解析とは、データを見ることではなく、データを比較することです。
ここではデータを比較するための手法を紹介します。
データの比較というテーマを通して、データを比較するという目的のために作られた統計学的な用語たちをぜひ理解してください。
目次
1章 t検定(数式なし)
2章 t検定(数式あり)
3章 Rの簡単な使い方
なお、3章はRを使用します。
コードは、こちらからダウンロードしてお使いください。
書籍情報
平均・分散から始める一般化線形モデル入門 この記事の元となった書籍です。 書籍のサポートページはこちらです。 本文の第1部はこちらから読めます。 |
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注意
定価は2500円(消費税8%で2700円)ですが、Amazonさんなどでは在庫が不足しており、中古価格が高騰することがあります。
重版したので出版社には在庫が残っています。出版社のサイトからですと送料無料・書籍代は後払い・最短翌日出荷で、確実に定価で手に入ります。
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新規作成:2015年7月12日
最終更新:2015年7月14日